雑誌でみるおしゃれなインテリアは、広くて天井が高い、ブランド家具が置いてある、テレビが大きい、無垢な床、シャンデリアがあるなど、この部分がおしゃれというポイントがありますが、それ以上にハズせない条件が「系統の統一」です。どんなに狭い部屋でも、ポイントとなる家具がなくても、系統が統一されていれば、おしゃれに見えます。逆にインテリアにお金をかけていても系統が違えば、おしゃれでもなく、心地悪い空間になってしまいます。しかし、あなたの好みの系統を知ることで、どんなインテリアにすればいいのか一目瞭然です。そこで、今あるインテリアデザインの11種類の系統をまとめてみました。
モダン
現在の土台といえる系統です。古典的なモダンデザインは、金属加工技術の向上からスチールパイプやガラスなどを多用した硬いデザインが特徴的です。会社のエントランスでも多く使われている系統でもあり、クールであり高級感のある雰囲気になります。
北欧系
おしゃれの代名詞ともいわれている北欧系。日本では北欧系と呼ばれていますが、英語では北欧系モダンというモダンデザインの延長線上にある系統です。モダンデザインをベースとしながら、大自然や人間らしいデザインとなっています。収納性・機能性とデザイン性のバランスの取れた系統でもあります。
ミニマリストモダン
無駄を省いたモダンデザインの延長線上の系統です。ミニマリストは極力物を持たないライフスタイルを求めている人たちで、生活上のノイズを減らすことを目的としています。ミニマリストインテリアも同様にシンプルで装飾がないインテリアを重視した系統になります。
ミッドセンチュリーモダン
ポップな色使いと曲線、円を多用した系統で、全体的にカジュアルな雰囲気です。近年好まれている西海岸風や、リラックスした雰囲気ですね。名作の家具も多くあるので、インテリア好きにはたまらない系統です。
ナチュラルモダン
現代で1番スタンダードな系統です。木材にメタル系の素材という組み合わせで、洗礼された重厚感も演出されています。家具の種類も豊富で、間違いのない系統でもあります。逆に言えば個性が少ないとも捉えられます。
シンプルナチュラル
代表される家具に無印用品のようなシンプルな形状のウッド系の系統です。高級感はそれほどありませんが、それが逆に親しみやすさを感じさせます。
インダストリアル
大流行している系統です。ガレージ系、ファクトリー系の流れから、アンティーク感をだすことで、深みのあるデザインに進化しました。家具のバランスは難しいですが、作り込むことで個性的な仕上がりになります。
フレンチカントリー
猫脚やヴィクトリアンソファなど、フランスを中心としたヨーロッパの伝統的なアイテムを取り入れながら、ロココ調ではなく、フランスのプロヴァンス地方をイメージさせる素朴な可愛さをマッチングさせるデザインが好まれている系統です。
シャビーシック
シャビーはボロボロ、シックは上品を意味し、一見ボロボロなのに品が良いという反対の要素をうまくまとめた系統です。フランスカントリーとインダストリアルの中間に位置する系統で、アーティスティックで繊細な雰囲気もあります。
アメリカントラディショナル
古き良き時代のアメリカを思わせる系統です。デザイナーズ的なデザインではなく、品質を重視した系統です。